鬱展開っぽい魔法少女サイト

魔法少女、というと可愛い女の子が戦う少女向けの作品という印象がありますが、最近は魔法少女と付いているもののちょっとグロテスクだったり、欝展開が多かったり、タイトル詐欺のような作品が多い気がします。

魔法少女サイトはアニメ化をしたということで気になったので見ることにしました。公式サイトを先に閲覧してから見たのですが、サイトからして確かに欝漫画、少しグロテスクな作品なんだな、ということが分かりました。
ちなみに魔法少女のサイトにアクセスをすることで魔法少女になれる、と言うことなのですが、作品に出てくる魔法少女にしてくれるキャラクターがなかなか奇抜です。
カードキャプラーさくらでいうとケロちゃん、まどかマギカで言うならきゅうべえのような立ち位置のキャラではありますが、なかなかに衝撃的なキャラばかりで驚きました。

こういうキャラクターが好きだという方はこういったダークアートも多分好きだと思います。
ダークアートの世界
このサイトには載ってませんが、ダミアンハーストの『1000年』を初めて見たときは衝撃でしたね。(閲覧注意)

ちなみに魔法少女サイトを既刊まで読み終わった後は、魔法少女・オブ・ジ・エンドを読みました。同じ作者の作品です。こちらは名前は似ていますが特につながっているということはなく、この作品のみで完結しています。
魔法少女サイトもいきなり時間軸がずれて別キャラが主人公のような立ち位置になることがありましたが、魔法少女・オブ・ジ・エンドも同じでした。
魔法少女・オブ・ジ・エンドは3章くらいに分かれていて、時間軸もずれています。

ただ、魔法少女・オブ・ジ・エンドは少しテイストが違っていたのと、主人公は別に魔法少女ではないただの少年です。ヒロインや友人が魔法少女、という訳でもなく、見た目は可愛いようなちょっと怖いような人格のお人形さんたちが殺戮を繰り返すというような世紀末展開です。
個人的に、パッと見可愛いお人形たちが残虐なことをするという出落ち感満載の作品だなあと思っていたのですが、読み続けていると実はタイムパラドックスものだった、という部分が面白かったです。
でも物語のピークはおそらく一章の終盤くらいまで、二章三章を進むと時間軸が色々移り変わったりさまざまな物語が交差して、ちょっとわかりにくいなあと思いました。

魔法少女サイトはまだまだ連載中ということで、今後も気になります。
こちらの作品はちゃんと主人公が魔法少女を全うしているものの、やっぱり辛い大変な展開ばかりです。