週間少年ジャンプ、というと少年漫画雑誌の中では一番正統派のような気がしますが、最近は少し変わってきましたね。
ジャンプの中でも電子書籍のジャンプであるジャンププラスでは、週間少年ジャンプのウェブ配信だけではなく、ウェブ限定の連載作品も多数取り揃えています。あとは過去作品を見られたり、ジャンプ以外の漫画を読むことが出来ますね。
そんなジャンププラスの連載を見ていると、結構冒険をしているな、と感じました。たとえばカラダ探しはデスゲーム系というか、主人公たちが理不尽なゲームに参加をすることになってしまい残虐なことが起こる、と言う作品です。
普段のジャンプだったらあんまりこういう理不尽なデスゲーム作品は連載しません。これもネットのみのウェブ連載だからでしょうか。
ただし、人が死んでいくのではなく、夢の中でなので現実世界で死ぬことはありません。ここはジャンプらしい良心なのでしょうか。
他にもジャンプらしくない作品というと、奴隷遊戯といういかにもおかしなデスゲーム作品だったり、さまざまな衝撃的な展開が待ち受けているファイヤーパンチもあります。
ラブデスターは、デスゲーム系ではありますが、結構明るく爽やかな恋愛モチーフのデスゲーム要素がありました。デスゲームなので人は死ぬけれども、結構テイスト的にはジャンプ要素を守っているのではないかと思います。
ジャンププラスでトップの人気を誇る終末のハーレムも、ジャンプではなかなか見ない作品だと思います。ただしアプリ版では色々と規制がかかっているらしいです。確か、配信当時は深夜のみモザイクが薄く配信されていたことがあったという作品です。
現在は本誌のほうでも少しずつ、ちょっと冒険したなと思うような題材の作品も増えてきたような気がします。
暗殺教室は名前としてはとても怖い気がしますが、意外とコミカルで明るいジャンプらしい作品でした。ただし名前と設定のインパクトがあるので冒険だと思います。作品はヒットして映画化もしました。
約束のネバーランドも、初期はとても衝撃的な展開でした。
ジャンプというよりはもっと違った雑誌のほうがあっていたのでは、と思うこともありましたが、読み進めてみると希望もあり、友情もあり、ジャンプらしいテイストが加わっています。
今はあからさまにインパクトの強い作品が流行りですが、ジャンプらしいテイストはいつまでも損なわず、少年漫画らしさを突き詰めていって貰いたいなと思っています。